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江戸の美人の条件　今でもそうですが、ある意味。
　香蝶楼國貞は天明6年（1786年）、江戸本所の竪川の五ツ目に渡し船の株を持つ材木問屋の家に生まれた[2]。生家は亀田屋といい、父は庄兵衛といった。15、6歳で豊国の門下に入り[3]、歌川を称し、後に国貞と名乗った。この号を國貞はこの号を愛用しており、天保14年（1843年）まで使用している。文化4年（1807年）22歳頃から美人画を描き始め[た。
　この美人画もその頃の作と思われており全身図からも解るようにスタイルも抜群、容姿も端麗で優美。しかもこの「琴碁書画」は色合いもベージュ系の気品ある色調にまとめられていて江戸時代の美人はこのように学問にも知的な遊び事にも芸能に秀でていてかつその上で美人であることが求められていたと思います。　　とても上品な作品で思わず目を細めて見入ってしまいます。
尚、尚、写真５に書かれております江崎屋吉兵衛（えざきやきちべえ、生没年不　　詳）とは江戸時代の江戸の地本問屋（出版業）で鳥居清長の紅摺絵、玉川舟調、喜多川歌麿、歌川広重、歌川国芳、歌川国貞、菊川英山、渓斎英泉らの錦絵を出版しています。
　写真１０は裏面となっております。
保管も大変よく、慣れた方たちの手を継いで今に至ったものと思われます。
　これからの時代を受け継いでいただける方、ぜひ宜しくお願い致します。
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